格闘技イベント「RIZIN」初の配信大会「LANDMARK vol.1」(2日)が行われ、ドラゴンゲートの元オープン・ザ・ブレイブゲート王者・奥田啓介(30)が元SB世界スーパーライト級王者・鈴木博昭(36)の前に玉砕した。

 奥田は序盤からタックルのフェイントを入れつつ、プレッシャーをかけて前に出る。相手のヒザ蹴りを受けながらも、組み付いてテークダウンを狙ったが、倒せずブレークが命じられた。その後もパンチを放ちながら前に出たが、コーナーを背負わされたところで、ヒザ蹴りをもろに食らい崩れ落ちる。さらに追撃のパンチを受け続けたためレフェリーが試合をストップ。無念のTKO負けを喫した。

 試合後、奥田は「なにこれ? レフェリーが勝手に止めてよ。まだまだ全然できたぞ」と強がって見せる。それでも相手の鈴木について「強かった。俺が鈴木選手の9割を引き出した上で10割の力で勝つつもりだったけど、それを向こうにやられてしまった。何があったか覚えていない。戦いに勝って、ドラゴンゲートのブレイブゲートにもう一度、挑戦したかった」と悔しがったが、最後まで「俺は負けてねえぞ」と繰り返すなど、錯乱もしていた。

 再度の出撃やリベンジ戦を熱望したが、果たしてチャンスはやってくるか――。