格闘技イベント「RIZIN」の榊原信行CEO(57)が30日、待望される〝キック界の神童〟那須川天心とK―1のエース・武尊による「頂上対決」実現の可能性を「5割」とした。

 この日行われた「RIZIN.31」(10月24日、神奈川・ぴあアリーナMM)のカード発表会見後に報道陣の取材に応じた榊原CEOは「だんだん分からなくなってきた」と難航する交渉に苦い表情を浮かべた。

 そして「実現するにはみんなが少しずつ我慢、譲ったりすることが必要と常々言っている。誰かの思い通りでは100%いくというのでは実現しない。関係各位がどういう方向で一つになるのか。もう時間がない。結論が出るのは数週間でしょう」と語った。

 榊原氏は実現の可能性を「5割」とし、今後も開催に向け尽力するという。だが、もはや残された時間は少ないようだ。

 また11月20日に沖縄アリーナで「RIZIN.32」が開催されることも併せて発表された。