格闘技イベント「RIZIN.30」(19日、さいたまスーパーアリーナ)で、初参戦したKNOCK OUT―BLACK女子アトム級王者のぱんちゃん璃奈(27)が、百花(28)に判定勝ち。同じくKNOCK OUTから参戦した鈴木千裕は昇侍に無念のKO負けを喫した。

 RIZIN史上初の女子キック戦はアグレッシブな打ち合いになった。1ラウンド(R)開始早々から共に前に出てパンチとキックを交錯させる。KOを予告していたぱんちゃんはローキックと前蹴りを使いつつペースを握った。

 それでも、ともにダウンは喫しないまま最終3Rに突入。最後までKOを狙い殴り合ったが結果は判定にゆだねられ、3―0でぱんちゃんが勝利した。試合後は「今日は応援ありがとうございます」と感謝の言葉を口にした後「期待して試合を見てくださったと思うんですけど、倒せずに申し訳ないです。力をつけて出直してきます」と 勝ってなお、反省の言葉を口にした。

 また、同じく初参戦となったKNOCK OUT―BLACKスーパーライト級王者の鈴木千裕は昇侍に開始と同時に攻め込みコーナーに押し込んだが、カウンターのパンチをもろに受けて崩れ落ち、KO負けとなった。