【RIZIN】榊原CEOが堀口のベラトール革新的移籍に期待 「抜いた抜かれたとかクソ食らえ」

2021年09月10日 20時53分

堀口恭司

 格闘技イベント「RIZIN」の榊原信行CEO(57)が10日、バンタム級王者・堀口恭司の米ベラトール移籍について見解を示した。

 RIZINトップファイターの堀口は、米国を拠点としているためコロナ禍の影響を大きく受けた。入国後の隔離期間が14日間あることも調整を困難なものとしていたため「RIZINでコンスタントに試合をする事が難しい今の状況は、プロファイターである自分にとっては非常に大きな問題で、このまま時間が過ぎるのを待ち続けることはできません」と告白。榊原CEO、ベラトールのスコット・コーカー代表との相談を重ね、RIIZIN王者のまま、ベラトールに移籍することが10日に発表された。

 この日、ユーチューブチャンネルで会見を行った榊原CEOは、堀口の件に言及。昨年末の朝倉海との試合でも、隔離期間が堀口の大きなストレスとなっていたことを明かしつつ「ファイターとして旬な時間は少ないですし、プロモーションのなかで彼がチャンピオンだからとかで縛ることは本当にしたくない。ぜひRIZINを代表して世界の強豪ひしめくベラトールで戦って欲しいとスコットとも話しました」と円満移籍に至った経緯を説明した。

 榊原CEOはコーカー社長とは旧知の間柄で、今後の両団体の関係強化を約束したという。「できれば近いうちに日本大会もやりたいし、そういうタイミングで堀口選手が凱旋試合をすることもでてくるだろうし。いろいろな形で、コロナが今後どう収束してくるかの状況も見ながら、日本での試合の機会を作っていきたい」と話した。

 現役の王者がベルトを返上することなく他団体に移籍することは「通常のMMA産業ではありえなかったこと」だ。榊原CEOは「本当、僕ね、取った取られたとか抜いた抜かれたとかってクソ食らえだと思ってるんです」とした上で「いろいろな団体の皆さんにご理解ご協力をいただきながら、他のプロモーションの選手たちがRIZINに出てくれています。同じような環境を海外でも作りたい。逆に僕らが縛って、選手を出さないとか、プロモーターのエゴとか自分たちの利益だけを優先して(魅力的なカードを)妨げたくない」と胸中を明かした。

 榊原CEOによればコーカー社長も同様の考えで「業界のイノベーションになることをともにやろう」と約束したという。「防衛戦とかも今後出てくると思いますが、追って関係各位と相談して決めていきたい。タイミングを見て進めていきたいと思います。堀口選手にも期待してほしいですけど、ベラトールとRIZINの、新しいMMA産業のなかでのイノベーションに期待してほしい」と、コロナ禍ならではの新展開に目を輝かせていた。

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