格闘技イベント「RIZIN.29」(27日、丸善インテックアリーナ大阪)の「キックワンナイトトーナメント」で、皇治(32)のバッティングにより鼻骨骨折を負った梅野源治(32)が、〝神童〟那須川天心(22)のSNS上での発言に苦言を呈した。

 梅野はトーナメント1回戦で開始早々に皇治のバッティングで試合続行が不可能に。試合はノーコンテストとなり、病院へ搬送された。

 この日になってツイッターを更新した梅野は鼻骨を2箇所骨折していたことを明かした。その上で前日の試合直後に那須川が「第3のパンチは避けるのも技術!!」と、皇治のバッティングに関して言及したと見られるツイートをしていたことに対し猛反論。「マウントをとりたいの? ルールがあるから格闘技 第4のパンチって言って肘を出してもいいの SNSでの発言だから本意とは違う意味でとらえているかもしれないけど、今回は俺を含め辛い想いをした人たちがいるわけだから格闘家を代表する選手が試合直後にこんなことを書くのは共感力に欠けていると思うよ」と、痛烈に批判した。

 那須川は補足で「反則する方が100%悪いのは確かですよ」とも投稿していたが、トーナメントの舞台で悔しい思いをした梅野にとっては看過できない発言だったようだ。