〝最強兄弟の兄〟朝倉未来(28)が14日に自身のユーチューブチャンネルで、前夜に示唆していた引退を撤回し現役を続行すると明言した。

 未来は13日の格闘技イベント「RIZIN.28」(東京ドーム)で、クレベル・コイケ(31=ブラジル)の三角絞めで失神し、無念の一本負け。試合後には「引退も含めて考える。今日ここで負けて、この先、格闘技をやっていく意味があるのかどうか」と話した。

 これに格闘技界の内外で波紋が広がったが、この日ユーチューブに動画をアップし「1日ちょっと考えてみて、引退とかも考えてたんですけど、すごく応援してくれる人の声が多かったっていうのと、朝倉未来は最強じゃないといけないなと思ったんで、もうちょっと頑張ってみようかなと思います」と現役続行を決断したことを明かした。

 動画には前夜の試合を振り返る一幕もあり「落ちてる時に前日の夢を見ていて。この1か月憂うつで眠れなくて、悪夢も見ていたんですよ。失神している時に『うわ、明日試合かよ』と思って。そしたら歓声がワーって聞こえたから『あれ、俺勝つのかな』と思って起きたらリングの上だったみたいな感じでした」とコメント。また「若い人も見てると思うから言うけど、挑戦することって大事じゃないですかね。俺は失敗したけど挑戦しないと失敗ってないんで。失敗して笑う人もいるけど認めてくれる人もいるし、やらない方がかっこ悪いと思うんで、夢とかに挑戦してもらいたいですね」と話した。