格闘技イベント「RIZIN.29」(27日、丸善インテックアリーナ大阪)に出陣する瀧澤謙太(26)が、格闘技界のレジェンドキラーを目指すことを誓った。

 バンタム級トーナメント1回戦で“足関十段”こと今成正和(45)と対戦する瀧澤は、3日にオンラインで練習を公開。オープンフィンガーグローブを着用したミット打ちなどで軽々な動きを披露し、好調をアピールした。

 今成はキャリアと実績ではるかに上回る格闘技界のレジェンド。瀧澤は「試合が決まった際は嫌だなという気持ちがありましたが、決まってからは今までにないレスリングや打撃の練習をしてきました。(接近戦の)リスクを冒さないと勝てない相手。足関への対応も完成しました」と笑顔を見せた。

 さらには「名前のある選手ですし、勝てば次もまた名前のある選手を狙いたい」と格闘技界のレジェンドキラーとなることを宣言した。

 パンクラスきってのイケメンファイターとして人気を集め、昨年9月にRIZINに初参戦して金太郎(28)に判定勝ち。大みそかではバンタム級四天王の1人、佐々木憂流迦(31)に敗れ、現在のRIZIN戦績は1勝2敗だが、今成を破って名を上げれば一気にトップ戦線に浮上する。

「秘密ですがオリジナルの戦い方もできています」と勝利を宣言した瀧澤。その甘いマスクとは裏腹に、殺気に満ちた「RIZINのレジェンドキラー」に変身を遂げる決意だ。