格闘技イベント「RIZIN・27」(21日、愛知・日本ガイシホール)で宮本和志(42)と対戦する大相撲出身で元十両貴ノ富士のスダリオ剛(23)が、改めて〝プロレスラー卒業〟を宣言した。

 9日にオンラインで練習を公開し、ミット打ちで順調な調整ぶりをアピール。RIZIN初参戦となる相手を「研究材料がある選手ではない。どういう相手か分からない」としつつも「いかに自分の試合ができるかがテーマ。スタンディングでもグラウンドでも一方的にボコボコにしたい」と息巻く。

 昨年9月のディラン・ジェイムス(ニュージーランド)、大みそかのミノワマンに続き今回の宮本と、総合格闘技(MMA)デビュー以降は3戦連続でプロレスラーが相手。「総合をやっている人とやらせてもらいたい」と再度、思いを語った。

 特に対戦を求めるのが海外勢で「格闘技の世界は相撲と違って日本だけにとどまらないのが魅力的。海外のデカくて強い選手とやりたくてヘビー級でやっていこうと思った。リーチが長かったり、フィジカルとか総合のスキルも高かったり、とさまざまなので経験したい」と目を輝かせた。海外の本格的なMMAファイターとの戦いを実現させるためにも、まずはデビュー3連勝を確実にする。