格闘技イベント「RIZIN・27」(21日、愛知・名古屋市日本ガイシホール)に出場する徳留一樹(34)が〝柔術界の至宝〟ホベルト・サトシ・ソウザ(31=ブラジル)戦に向けて練習を公開。1分間のミット打ちとマススパーリングで、順調な仕上がりを見せつけた。

 百戦錬磨の元UFCファイター・徳留は、直近ではONEチャンピオンシップを主戦場にしており、これがRIZIN初参戦。「日本で一番デカい団体。いろんな人が注目してくれると思うので、全てをかけたい」と腕をぶす。

 相手のサトシとは2018年6月に「QUINTET」で同じチームで戦った旧知の仲。先月の会見ではサトシが「本当にやりたくない」と言っていたが、徳留も「できるならやりたくない」とこの日は素直な気持ちを吐露。だが「リングに上がったら倒すだけ」と覚悟を決めている。

 また「寝技がうまいから『下になってもいい』と思い切り振ってくる」と打撃に警戒しつつ「肌を合わせて見ないと分からないが、上はキープできるかなというのはある」と柔術勝負に自信を見せた。

 サトシをはじめ、RIZINライト級は強豪がひしめく階級。ベルトにも色気を見せたが「サトシとの試合がどうなるか分からない。他に目移りすると勝てないので、しっかりそこだけ考えたい。この1年練習をずっとやってきたのでぶつけられれば」とまずは目の前の試合に集中する考えを示した。