RIZIN FFは4日、公式ユーチューブチャンネルで会見を開き、榊原信行CEO(57)が2021年の活動方針を発表した。

 3月14日に東京ドームで予定された格闘技イベント「RIZIN.27」は延期となり、同21日に愛知・日本ガイシホールで「RIZIN.27」が開催される。

 榊原氏は今年のキーワードに「海外」を掲げ「5年間、日本人選手を中心とした舞台をどうやって世界に広めていくか。海外に視野を広げていきたい」と語り、海外での積極的なライブ配信やコロナ終息後を見据えて海外大会の開催が視野にあることを明らかにした。

 このほかに「ビッグマッチ」として、決戦の機運が高まっている〝キック界の神童〟那須川天心(22)とK―1のカリスマ・武尊(29)の対戦について「今年どういう形で具現化されるのか。ビッグマッチの実現に向けて動きたい」と語った。

 このほか、今秋からフェザー級GPを開催する予定で、今後はGP出場権をめぐる動きがスタートする。また通常のナンバーシリーズは年間7大会を予定しており、加えてスタジオでの無観客試合配信や地方都市での開催も考えている。榊原氏は「コロナ禍がトリガーとなり、新しいRIZINの楽しみ方を提案したい」とした。