大みそかの格闘技イベント「RIZIN.26」(さいたまスーパーアリーナ)で、大相撲・元十両貴ノ富士のスダリオ剛(23)が、〝超人〟ミノワマン(44)に衝撃のカーフキック4発でKO勝ちを収めた。

 前日の計量ではスダリオは114.65キロ、ミノワマンが82.70キロと、30キロを超える体重差があった。その体格差を活かしスダリオは開始早々重圧をかけつつ前に出ると、ふくらはぎを蹴るカーフキック一閃。相撲の蹴手繰りをほうふつとさせる強烈な一撃でグラつかせると、4発目のカーフキックでミノワマンの足を破壊し尻もちをつかせた。さらに上から蹴った後、とどめの鉄槌を顔面に放ったところでレフェリーが試合を止めた。

 豪快な蹴りでデビュー2連勝を決めたスダリオは「こんばん…こんにちは。2020年最後の日の貴重な時間を使ってくださってありがとうございます。来年は日本のヘビー級の人たちを1人ずつ潰していくのでお願いします。そして小錦さん、誕生日おめでとうございます」と来年のさらなる躍進を誓った。