大みそかの格闘技イベント「RIZIN.26」(さいたまスーパーアリーナ)の出場全選手インタビューが29日にオンラインで行われ、山本美憂(46)との女子スーパーアトム級タイトル戦に臨む浜崎朱加(38)が王座返り咲きを誓った。

 浜崎は18年大みそかに行われた浅倉カンナ(23)との同級タイトル戦に勝利して初代王座を獲得した。しかし昨年大みそかにハム・ソヒ(33=韓国)を迎えてのV2戦に敗れ陥落。今回はそのハム・ソヒが返上し空位となったベルトを山本美憂と争うことになる。

 調整具合を問われ「減量もすごく順調ですごく調子がいいです」。対戦相手はレスリングの元世界女王とあって「レスリングでトップレベルの選手なので、テークダウンされてからの展開もそうですけど、得意なところで戦えるようにやってきました。テークダウンが早いし強いなというのがあるので、される覚悟で、テークダウンされてからの展開を練習してきました。打撃に関して負けると思わないので、打ち合えるところはしっかり打ち合いたいと思います」と話した。

 ベルトを返上しシンガポールの格闘技団体「ONEチャンピオンシップ」に移籍したライバルのハム・ソヒにリベンジすべく自らも海を渡る考えもあったというが「次やったら勝てるというのもあったので…。でもRIZINを盛り上げたいというのがあって。ファンの方にしっかり生で見てもらいたいというのが大きかったですね」と話す。「目標はRIZINのベルトを取ってから、無双というか圧倒して防衛していきたい。アトム級では私が世界一と思っているので」とこぶしを握った。

 年明けには自らへのご褒美として東京ディズニーシーのチケットも購入済み。夢の国を堪能するためにも、ダメージ少なく完勝したいところだ。