大みそかの格闘技イベント「RIZIN.26」(さいたまスーパーアリーナ)の出場全選手インタビューが29日にオンラインで行われ、堀口恭司(30)を相手に初防衛戦を戦うバンタム級王者の朝倉海(27)が意気込みを語った。

 昨年8月の初対決ではわずか68秒でTKO勝ち。当初バンタム級王座をかけ同年の大みそかにリマッチを行う予定だったが、堀口が右ヒザの前十字靱帯断裂と半月板損傷の大ケガを負ったため延期となっていた。今回は立場を入れ替えてタイトルをかけたリマッチとなるが「全部向上しているのでとにかく試合を見てほしい。全てを見せられると思います。すごくいい状態だと思います」と自信たっぷりに話した。

 フィジカル強化に力を入れて体が大きくなったとして「体重だけじゃわからない力とかも今までよりもついている。いつもよりも減量幅が大きかった分で少しきつかったですけど、あと3キロくらいなんで今夜水抜きして落とそうかと思います」と話した。勝てば米国の格闘技団体「ベラトール」のバンタム級王者、フアン・アーチュレッタ(33=米国)とのタイトル戦が濃厚で「いい意味で、世界中の選手が注目してくれる試合になると思うので、世界に向けたアピールになるとも思うのでその辺はモチベーションも高いです。(アーチュレッタとの試合は)すごく嬉しいし、来年一発目の試合で取りに行けたらと思います」と力をこめた。

 堀口戦を超えて世界に羽ばたけるか。