大みそかの総合格闘技イベント「RIZIN.26」に出場する浜崎朱加(38)が14日、練習を公開し、山本美憂(46)との女子スーパーアトム級王座決定戦に向けてマイペースを貫いていることを明かした。

 本番まで3週間を切り「調子もよく、ワクワクしている。早く試合がしたい」と調整は順調な様子。3年連続の大みそか参戦だが、2年前は女子スーパーアトム級王座決定戦で浅倉カンナ(23)からベルトを奪取しながら、昨年はハム・ソヒ(33=韓国)に判定負けし王座陥落。天国と地獄を両方味わっているとあって「今年は山本選手に勝ってみんなで喜びたい。コロナで会場に来れない人も多いと思うけど、皆さんを少しでも元気にできる試合をしたい」とハッピーエンドの年越しを誓った。

 とはいえ、山本の研究はしていないようで「まだ(山本の試合の)動画を1回も見ていない」。そのうえで「対策というより、何となくの戦術は頭に入っていて、戦略もわかっている。(自分の)得意な形でやりたいことをやる。それができれば勝機につながる」と相手に合わせた戦いをするつもりはない。

 コロナ禍で一時はジムでの練習もできず、スタミナが落ちた時期もあった。それも今はリカバリーできているという。王座奪回に向けての準備は整いつつある。