格闘技イベント「RIZIN」が19日、都内のホテルで会見を開き、11月21日、大阪城ホールで「RIZIN.25」の開催を発表。メインでは〝最強兄弟の兄〟こと朝倉未来(28)と、修斗世界フェザー級王者の斎藤裕(33)がRIZIN初代フェザー級王座決定戦で激突することが決まった。

 2月以来、久々の試合が王座戦となる朝倉だが「ずっと追い込んでいたので、すごく強くなったオレを見れると思う。(RIZINでは)7戦全勝なので、タイトル戦は当然。王者にはオレがふさしいので取りにいく」と淡々と話した。斎藤の印象については「相手じゃないかなっていう感じ。組み技でもオレの方が強いと思うので、競ったりすることはないと思う」と余裕の表情。

 一方の斎藤は朝倉との対戦に「すごく頭のいい選手。やってみないと分からないが、5分3R中で必ずチャンスは来るので、そこを逃さない方が勝つのでは」と、こちらも冷静に分析した。

 9月の「RIZIN.24」で対戦の可能性もあったが流れたカード。噂された大みそかを待たずしての実現に、榊原信行CEO(56)は「とにかく攻めていこうという気持ちで決めた大会。現状、日本人だけと考えて、フェザー級No.1決定戦としては朝倉、斎藤がふさわしい」と2人の戦いに期待を寄せた。