MMAデビュー戦で鮮やかなTKO勝ち スダリオ剛に海外武者修行プラン

2020年09月28日 11時57分

スダリオは破壊力抜群のパウンドでディラン(手前)を攻め立てた

 上々のMMAデビューを飾った大相撲・元十両貴ノ富士のスダリオ剛(23)に、海外武者修行プランが浮上している。

「RIZIN.24」ではプロレスラーのディラン・ジェイムス(29=ニュージーランド)を相手に、力士時代から大幅に減量した体で飛びヒザ、蹴りと軽快な動きを見せた。グラウンドではヒザ蹴りを放って相手の顔面を破壊し、1R終了ドクターストップによるTKO勝ち。「MMAデビュー戦ということで少し緊張していたんですけど、練習していたことができて良かったです」と安堵の表情を浮かべた。

 2度の暴力問題を起こし昨年10月に大相撲を引退してから再起の場所に選んだRIZINで好スタートを切り、榊原CEOからも「スダリオは良かった。大みそかも出てほしい」と絶賛された。近年は“角界OBファイター”に振り回されてきたこともあり、格闘技転向を表明した際には獲得に消極的だった榊原CEOの手のひらを実力で返させた。

 それどころか同氏からは「大みそかまでに海外で練習するのも提案しようと思います。国内だとヘビー級は練習相手もなかなかいない。米国は渡航してPCR検査が陰性なら自粛しなくていいし(師匠の)エンセン井上が英語も話せるから言葉の問題もない」と「アメリカン・トップチーム」など最先端ジムで英才教育を施す計画まで飛び出した。

 昨年12月からわずか4か月間で50キロの大減量。食事制限や有酸素運動はもちろんのこと、48度という高温の風呂で頭に水をかけながら半身浴と、一歩間違えれば…な方法で格闘家の肉体をつくった。その努力と覚悟を生かすためにも今度こそ周囲の期待に応え続けたいところだ。