元貴ノ富士が「RIZIN」に参戦 ディラン・ジェイムスと対戦

2020年09月13日 15時23分

元貴ノ富士のスダリオ剛(右)とディラン

 格闘技イベント「RIZIN.24」(27日、さいたまスーパーアリーナ)の追加カード発表会見が13日にオンラインにて行われ、暴力問題などを起こして昨年10月に引退した大相撲元十両貴ノ富士のスダリオ剛(23)が参戦すると発表した。全日本プロレスの世界タッグ王座やゼロワンの世界ヘビー級王座を獲得したディラン・ジェイムス(29)と対戦する。

 スダリオは2018年の3月場所中に付け人に暴力を振るい、日本相撲協会から「出場停止1場所」の処分を科された。師匠の貴乃花親方(花田光司氏)の協会退職に伴い、同年10月に千賀ノ浦部屋に移籍したが、昨年8月31日に再び付け人を暴行した上に差別的発言をしていたことも問題視され、9月の相撲協会の理事会で自主引退を促された。これに前後して、スポーツ庁に上申書を提出するなど相撲協会への対立姿勢を強めて現役続行を希望したが、10月に急転して引退届を提出し受理された。

 その後今年7月に突如格闘家転向を表明。当時、榊原信行CEO(56)は獲得に積極的ではなかったものの「客観的に見極めた上で向き合う機会があれば向き合いたい。心意気というか、思いを伝えに来てもらえたら話は聞きます。(体力に加え)精進できるだけの忍耐力があるか。そういうところを兼ね備えればチャンスはあります」と門戸は開くとしていた。

 この日の会見で榊原CEOは「6月くらいからいろんな話をさせていただいて、ちょっと早いかなとも思いましたが、最高の対戦相手が見つかったのでデビューとなります」と説明。スダリオは「RIZINに参戦させていただきありがとうございます。今はエンセン井上さんのところで練習させてもらっています。(エンセンの代名詞)大和魂を引き継いで僕が死ぬか相手を殺すかの気持ちでリングに上がります。ヘビー級の激しいファイトを日本人に届けられたらと思います」と話した。

 一方、ディランもこの試合がMMA(総合格闘技)戦デビュー。なぜかランズエンドのウエザイル(39)がマネジャーとして登場し「MMAは素晴らしいし面白い。ただ1つ足りないものがある。それはプロレスです。彼がその面白さを体現します。橋本真也から継承した袈裟切りチョップとラリアートしか出すつもりはありません」と力説。ディランは「俺は15年レスリングを続けて10年プロレスラーをしてきた。そこに座っている奴は白いジーンズをはいてかっこつけているが、実はただのいじめっ子だ。知ってるんだ。すごいものを見せてやるから覚悟をしておけ」と挑発した。

 また新日本キックの江幡睦(29)が良星(23)とキックボクシングルールで対戦する。江幡は双子の弟・塁に続く参戦。昨年大みそかには幼なじみで親友の故三浦春馬さん(享年30)と共に塁のセコンドに付き、那須川天心戦をサポートしたが「昨年の12月31日の試合で心を動かされました。素晴らしい景色だった。あの舞台で伝えたいこともある。それを伝えるためにも勝ちたいです」と意気込んだ。