【RIZIN】朝倉海タイトル奪取ならず ケイプのパンチに屈す

2019年12月31日 23時38分

マネル・ケイプ(右)にTKO負けを喫した朝倉海

 格闘技イベント「RIZIN.20」(31日、さいたまスーパーアリーナ)のメインイベントで行われたRIZINバンタム級王座決定戦(5分3R)は、朝倉海(26)がマネル・ケイプ(26=アンゴラ)にまさかの敗戦。2019年の格闘界で最もブレークした男に、最後の最後で落とし穴が待っていた。

 朝倉兄弟の弟・海は8月の「RIZIN.18」で堀口恭司(29)を68秒で撃破して大みそかのタイトル戦実現を決めたが、堀口が右ヒザに全治10か月の重傷を負いベルトを返上した。その前王者がリングサイドの実況席で見守る中、RIZINの新エースを決める注目の決戦が行われた。

 2018年5月の「RIZIN.10」では海が判定1―2で辛勝。リベンジを誓うケイプは1Rから積極的に前に出た。パンチの連打から飛びヒザを海に命中させ、ペースを握った。

 2R、劣勢の海はパンチの連打で逆襲を狙ったが、カウンター気味の右を浴びてダウン。追い打ちのパウンドを食らって防戦一方だ。ここは何とか防いだものの、さらなるグラウンドパンチの嵐にさらされ、レフェリーがストップ。海は2R38秒TKO負けで、RIZINでの連勝は「6」でストップした。

 試合後の海は自軍コーナーで苦笑い。一方で「日本が大好き、ずっと日本にいたい。もう心は日本人だ」という新王者は20年春に、この日の第7試合で石渡伸太郎(34)を判定2―1で下した扇久保博正(32)の挑戦を受ける。エース堀口に続き、エース候補だった海まで敗れ、RIZINマットは大波乱のうちに19年を終えた。