【RIZIN】美憂 ラグビー日本代表の快進撃で去来する弟・KIDさんの思い出

2019年12月18日 16時30分

美憂は、あい(手前)とスパーリングを披露

 ラグビー日本代表の活躍で胸に去来するのは――。大みそかの格闘技イベント「RIZIN.20」(さいたまスーパーアリーナ)で、アム・ザ・ロケット(23=タイ)と対戦するレスリング元世界女王の山本美憂(45)が順調な調整ぶりを見せている。

 10月に女子スーパーアトム級王座挑戦権をかけた一戦に敗れ、これが再起戦となる美憂はいつも以上に気合が入る。ラグビーW杯日本大会では日本代表の快進撃にも刺激を受けたというが、その一方では「すごかったですけど、見てるとちょっとつらくなってしまって…」と複雑な胸中を吐露する。

「去年の4月(日本代表の沖縄合宿へ)弟と一緒にタックルを教えに行ったんです。その直後の試合で強豪に勝ったりして、すごい喜んだりしてたんで。活躍してうれしい半面、(弟も)見てるかなとか、ちょっと寂しくなったりしてました」。実弟の山本“KID”徳郁さん(享年41)の死去から9月18日で1年がたった。W杯開幕はその2日後だっただけに、当時の出来事が走馬灯のように頭の中を巡った。

“神の子”といわれたKIDさんの遺志は格闘技界を盛り上げること。17日に練習を公開した美憂は「いろんな人を巻き込んで、魅了していきたい」と決意を新たにした。まずは大みそかを最高の形で締めくくり、完全復活を証明する。