【RIZIN】朝倉海 海外進出へ挑む

2019年12月13日 16時30分

リラックスした表情で体を動かした朝倉海

 世界の舞台を目指し、絶対に負けられない戦いに挑む。“最強兄弟の弟”朝倉海(26)が、大みそかの格闘技イベント「RIZIN.20」(さいたまスーパーアリーナ)でのマネル・ケイプ(26=アンゴラ)とのバンタム級タイトルマッチに向けて、秘めた胸中を激白。王座奪取を機に、堀口恭司(29)に代わる新エースへの階段を駆け上がる。

 12日に練習を公開した朝倉海は、2分間のシャドーボクシングで軽快な動きを披露。練習後は、今年の漢字一文字を「挑」としたため「挑戦の『挑』です。今年はまさに挑戦の一年でしたから」と振り返った。その言葉通り、挑んだ試合で勝ち続け、一躍RIZINマットの主役に躍り出た。8月に当時のバンタム級王者・堀口に68秒でKO勝ちして王座挑戦権を得るや、緊急参戦した10月大会では元UFCファイター佐々木憂流迦(30)のあごを右フックで打ち抜き、54秒殺で強さを見せつけた。

 その後、堀口が右ヒザに全治10か月の重傷を負い戦線離脱。王座を返上したため、大みそかの再戦は消滅した。代わりにケイプと第2代王座を争うことになったが「こんなところで負けるわけにはいかないんです。しかも『格闘技ってこんなに面白いんだ』って、世間に思ってもらえる面白い戦いをして勝たないと」と語気を強める。

 新エースの座を意識した発言であるのはもちろんのこと、負けられない理由が他にもある。「挑戦は来年も続けたい。その一つが海外進出」という目標があるからだ。すでに3か月ほど前から英会話の勉強を開始。外国人講師を相手に週1回の対面講座と週3回のスカイプ講座を受け、さらに毎日1時間半の自習を行っている。

「海外で戦うなら英語ができた方が絶対にいいので。試合だけなら英語ができなくてもいい? それはそうですけど、英語ができた方が人気も出やすいと思うんですよ。中学英語からスタートしましたけど、何とか頑張ってます」

 来年は国内で王座を防衛しながら堀口の復帰を待ち、米国の格闘技団体「ベラトール」でも王座に挑戦する意向。堀口に続く2団体王者を目指したいという。そのためにも、大みそか決戦が目標に向けたスタートになる。「俺の試合で今年を締めくくりたい」。大会のメインイベンターに立候補した最強の弟が、さらなる高みを目指して突き進む。

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