【RIZIN】RENA 3つの呪縛打破へあの怪物がエール

2019年12月12日 16時30分

RENAは大みそか決戦に向け、天に向かってシュートポーズ

“シュートボクシングの絶対女王”RENA(28)は、3つの呪縛に打ち勝てるのか。大みそかの格闘技イベント「RIZIN.20」(さいたまスーパーアリーナ)でリンジー・ヴァンザント(26=米国)と総合格闘技(MMA)ルールで対戦。6月に敗れた因縁の相手にリベンジを誓う女王は、あの“モンスター”からもエールを受けて燃えに燃えている。

 ヴァンザントとは米格闘技団体「ベラトール」6月14日のニューヨーク大会で対戦。開始早々右のパンチを顔面にクリーンヒットさせてペースをつかんだものの、グラウンドの攻防でバックを取られ、裸絞めで一本負けを喫した。

 そのリベンジ戦に向けて「今はだいぶ、調子がいいですよ。前回は出し切ることができなかったので、今回はすべて出し切って勝ちたいです。何よりも自分のために…」と力を込めた。続けて、今後の格闘技人生の岐路になるとして「怖くなる時もあります。夜も試合のことを考えてしまって朝の5時、6時まで寝つけなかったり…」と打ち明けた。

 それほどの緊張を生むには理由がある。まずは「再戦の雰囲気はわかってます。初めてじゃないですから」と話す通り、リベンジ戦の難しさを身をもって知っているからだ。2017年の大みそか決戦で敗れた浅倉カンナ(22)に、翌年7月に挑んだが、雪辱に失敗した。また18年大みそかは試合前日に体調不良で倒れ、ドクターストップで欠場。2年連続で大みそかにいい思い出がない。さらにここ2年、連勝から見放されている現実もある。

 つまり10月のアレキサンドラ・アルヴァーレ戦に続く勝利を目指す次戦は、「リベンジ」「大みそか」「連勝」と近年抱える“3つの呪縛”との戦いでもあるのだ。勝てば全てを断ち切れるだけに「だから本当に大事な試合なんです。先のことは一切、考えていません。とにかくこの試合で勝って、笑顔で20年を迎えたい。来年は(東京)五輪もあるし、いろいろ変わってくると思うんで」と意気込む。

 プラス材料もある。交流のあるWBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者の“モンスター”井上尚弥(26=大橋)からエールを送られたという。先月7日にワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ決勝に勝利して世界一になる姿を会場で目の当たりにしており「試合を見て、力ももらいました。『試合頑張って』的なエールも送ってもらいましたし。(井上を見ると)考えすぎずに、自然体でいることが大切なんだと思いますよね。まだ若いのに…すごいですよねえ…」と存分に刺激を受けた。

 モンスターの力も借りて挑む一世一代のリベンジマッチ。「勝てば今までで一番喜べると思うし、自信にもなると思う」と誓う女王の快勝に期待が高まる。

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