格闘技イベント「RIZIN.19」(12日、エディオンアリーナ大阪)で「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2019」ライト級トーナメント1回戦が行われ、“クラッシャー”こと川尻達也(41)はパトリッキー・“ピットブル”・フレイレ(33=ブラジル)の打撃の前に壮絶に散った。

 何とか距離をつぶしてグラウンドに持ち込みたい川尻だったが、ベラトールが送り込んできた刺客を崩すことはできなかった。最後は飛びヒザ蹴りを食らいながらなんとか組みついたが、そのままパウンドの雨を浴びて無念のTKO負け。「日本を愛してます! また日本で戦います!」と叫ぶフレイレの言葉を背に、セコンドの肩を借りてリングを下りた。

 そのほかは、トフィック・ムサエフ(29=アゼルバイジャン)がダミアン・ブラウン(34=オーストラリア)を、ルイス・グスタボ(33=ブラジル)が上迫博仁(32)を、ホベルト・サトシ・ソウザ(30=ブラジル)がジョニー・ケース(30=米国)をそれぞれ下し、大みそかの「RIZIN.20」で開催される準決勝に進出。組み合わせ抽選の結果、ケースVSムサエフ、グスタボVSフレイレに決まった。