格闘技イベント「RIZIN.19」(12日、エディオンアリーナ大阪)でマルコス・ヨシオ・ソウザ(34=ブラジル)と対戦する中村K太郎(35)が3日、都内で練習を公開した。

 3分1Rのグラップリングスパーを行い、必殺のチョークスリーパーを披露した。これまでUFCのウエルター級戦線で4勝4敗の成績を残し、RIZINは初参戦になる。「(参戦が決まって)ファンの方々のリアクションがいい。やりがいがある。久々の日本での試合もうれしく思う」と率直な気持ちを語った。続けて「堀口(恭司)選手や朝倉兄弟(未来、海)と軽量級にはスター選手がいっぱい出てきているが、ウエルター級ではこれといった選手がいないので、自分がそうなっていきたい」と意気込んだ。

 相手のマルコスは同日に開幕するライト級GPに出場するホベルト・サトシ・ソウザ(30)の実兄で、柔術をバックボーンにこれまでMMAは9戦8勝(1無効試合)の強豪だ。「テークダウンは強い印象。体も大きいとは思うが、威圧感とかビビるとかはない」ときっぱり。

 試合の見どころとしては「グラップリングの展開になれば、見ていて面白くなると思う。バックチョークで決めます」と述べ、勝利を誓った。

 妻はRIZINマットで活躍している杉山しずか(32)。3歳になる息子と一緒に「気持ちよく勝ってリング上で祝ってもらいたい」と闘志を燃やした。