【RIZIN】ブランコKO3冠 那須川天心のスターな休息法

2019年06月03日 16時30分

那須川の左ハイがブランコ(右)にヒットした

 格闘技イベント「RIZIN.16」(2日、神戸ワールド記念ホール)で“キック界の神童”こと那須川天心(20)が、マーティン・ブランコ(30=アルゼンチン)にKO勝ちし、ISKA世界フェザー級王座を奪取。デビューからの連勝を「36」とし、3つ目のタイトルを手にした。連日、テレビにも引っ張りだこでスター街道まっしぐらだが、この状況が活力を生んでいるという。

 またも完勝だ。1Rで相手の様子を見た那須川は、2Rに入るや一気にギアチェンジ。強烈な左のオーバーハンドで、ブランコの右の目尻付近から流血させた。続けざまに左のミドルキックを叩き込んで最初のダウン。さらに左ヒザをボディーに入れ、ダウンを2度奪いKO勝ちした。

 試合後は「すぐに次に向かいたい。挑戦し続ける心を忘れずに。そろそろ世界にも飛び出したいですね」と豪語し、さらなる飛躍を誓った。

 快進撃を続ける一方で、連戦によるオーバーワークを心配する声があるのは事実。今月22日にはインターネットテレビ局「AbemaTV」の番組企画でボクシングの元3階級制覇王者・亀田興毅氏(32)と特別ボクシングルールで対戦する。

 また7月21日にはホームリング・RISEの「WORLD SERIES 2019」(エディオンアリーナ大阪)で、スアキム・PKセンチャイムエタイジム(23)との58キロ級トーナメント準決勝が控える。

 しかし那須川は「好きなことをやってますし。常にオーバーワークだと思うけど、ずっとやっているし、慣れちゃえばオーバーワークじゃなくなるんで」と笑い飛ばす。

 また人気の急上昇に比例し、テレビ出演も続く。「この試合の後もテレビの仕事が入ってるので休めない。というか、それがあるのでケガもできない」というほどだ。その影響が出たのが移動手段。電車に乗ると顔バレするようになり「隣に人が座ってきて、ずっと話しかけられたりして休めないんです…」と移動中も気が休まらない状況になった。

 そこで主な移動手段を愛車のベンツに切り替えたことが奏功した。「僕の車、オープンカーになるんで風を浴びながら音楽を聞くとリラックスできるんですよ。(ロックバンドの)『RADWIMPS』とか『My Hair is Bad』とか聞いて」と新たな息抜き方法を生み出すことに成功したのだ。

「これからも格闘技を、日本全体を盛り上げて、チャレンジし続けたいです」。愛車をかっ飛ばし、世界の頂点まで突っ走る。