格闘技イベント「RIZIN.16」(6月2日、神戸ワールド記念ホール)に臨むRIZIN女子スーパーアトム級王者・浜崎朱加(37)が27日、シュートボクシングの“絶対女王”RENA(27)に勝利を約束した。

 米国の「INVICTA FC」でアトム級王座を保持するジン・ユ・フレイ(34=米国)との初防衛戦に向け、都内にある本拠地・AACCで公開した練習では、2分間のミット打ちで好調をアピール。「現世界チャンピオンを相手に、しっかり一本かKOで勝ちたいです」と誓った。

 同階級で世界最強とささやかれる浜崎の存在もあり、AACCには多くの女子格闘家が出稽古に訪れる。その一人で「盟友」と呼べる関係になったのがRENAだ。6月14日に米ニューヨークのマジソンスクエア・ガーデンで行われれる格闘技イベント「ベラトール222」でRENAはリンジー・ヴァンザント(25=米国)との対戦が決まり、浜崎も同行する予定だという。

 そのため「(RENAに)バトンをつなぎたいから負けられない」と決意を口にするや「ジルのこともあるし…」と続けた。生後4か月になるフレンチブルドッグで、今年1月にRENAの愛犬「おはぎ」が出産した子犬4匹のうち、1匹を譲り受けた。

「タイトル戦の前はピリピリしてしまうんです。周囲から『近寄りづらい』って言われることもあるくらいで。今はジルが家にいるので助かってます。緊張を癒やしてもらってるんです」。ジルの存在が心のよりどころになっている。愛犬の恩もある盟友をサポートするため、無傷で太平洋を渡る。