格闘技イベント「RIZIN.15」(21日、横浜アリーナ)のメインでライトヘビー級タイトルマッチが行われ、“チェコの怪鳥”イリー・プロハースカ(26=チェコ)が、キング・モー(38=米国)を下し初代王座に就いた。

 2015年大みそかのヘビー級GP決勝で敗れて以来の対戦となったが、3年5か月を経てプロハースカがその成長ぶりを発揮した。序盤から重いパンチで圧力をかけてモーに何もさせず、最後は3ラウンド3分2秒、パンチのラッシュでリングに沈めた。

 クラシック音楽と日本を愛するチェコの若者は、憧れだったRIZINのベルトを巻くと「アリガトウ!」と日本語で絶叫。「この3年の間、モーをどう倒すかを考えてトレーニングしてきた。チャンピオンベルトに恥じぬように技術を磨き、チャンピオンであり続けたい。まずは日本各地を旅行して、日本をもっと知りたい」と話した。