格闘技イベント「RIZIN」の榊原信行実行委員長(55)は8日、ボクシングの元世界6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(40=フィリピン)と交渉していることを発表した。

 榊原氏は自身のツイッターにパッキャオと握手しているツーショット写真を投稿。

「現在、実はフィリピンに来ています。メイウェザーに続き、RIZIN.15ではこの男と新たな仕掛けを行います。帰国したらすぐに発表しますので、楽しみにしていてください!」とコメントし、パッキャオのタグをつけた。

「RIZIN.15」は21日、横浜アリーナで開催される。

 榊原氏はスーツ姿のパッキャオがペンを持ちながら、書類に目を通す写真も掲載している。

 どんな形になるのかは不明だが、参戦が実現すれば、RIZINでは昨年大みそかにキック界の“神童”那須川天心(20=TARGET)とエキシビションで対戦した元5階級制覇王者のフロイド・メイウェザー(42=米国)以来、2人目の大物ボクサー獲得になる。

 RIZINを除いても、近年、パッキャオは水面下で日本側との積極的な接触が目立っている。

 昨年7月、マレーシアの首都クアラルンプールで、ルーカス・マティセ(アルゼンチン)と対戦する前には、“燃える闘魂”アントニオ猪木氏(76)と電話で会談。

 当時、面識はなかったものの、パッキャオは猪木氏に大会への招待を呼びかけた。