立ち技打撃格闘技イベント「RISE WORLD SERIES 2019」の一夜明け会見が11日、都内で行われ、58キロトーナメント準決勝(7月21日、エディオンアリーナ大阪)進出を決めた“キック界の神童”那須川天心(20)が、早くもKO勝利を約束した。

 前日(10日)の1回戦ではフェデリコ・ローマ(33=アルゼンチン)を3ラウンド1分35秒、右手をマットについて放つ変則左ハイキック「天心キック」で仕留めてみせた。「無事KOで終えることができてよかった。フェデリコ選手は体も心も強いファイターだったので、戦えてうれしかった」

 準決勝の相手はスアキム・PKセンチャイムエタイジム(23=タイ)。昨年2月に判定で下した、ルンピニースタジアムの現役スーパーフェザー級王者との再戦となるが「前回はKOで勝てなかったので、しっかり練習して倒せるようにしたい。大阪を盛り上げるのは自分しかいないと思っているので、KOで倒さないといけない」と意気込んだ。

 一方のスアキムは「きちんと練習して誰が相手でも大丈夫にする。次の試合も全力で戦う」とほほ笑みながら話した。