大みそかの「RIZIN.14」(さいたまスーパーアリーナ)で、ボクシングの元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(41=米国)に敗れた那須川天心(20=TARGET)がインスタグラムで再起への思いを口にした。

 メイウェザーにエキシビションながら1R2分19秒でTKO負けした那須川は「僕は格闘界に大きな夢を見て頑張って来ました。この試合の話が来た時、メイウェザー選手と戦うチャンスはもう絶対巡ってこないから今しかないと思ったし、階級も違う、やって来たことも違うとは思いましたが、僕自身も逃げずにやらなくてはならないと思い試合を受けました」と、対戦受諾までの経緯を振り返った。

 そして「試合が決まってからこの一戦に向けての日々は、とても楽しかったし、不安だったし色々なことを考えながらの時間でした。結果は倒されてしまいましたが、後悔はないです。もっと出来ると思った自分が情けないし、悔しかったですが、現実を受け入れて、またチャンスがあれば何事にも逃げずに挑戦したいと思います」と再挑戦への決意を示した。

 メイウェザー戦では他の試合では経験できない多くの収穫と課題を得た。

 那須川は「チャンスを活かす為の努力がまだ自分には足りなかったことに気付きましたし、この敗戦を機に自分自身を改善して今年は突き進んでいこうと思います。色々ありましたがメイウェザー選手は本当に凄く強かったです。舐めていたのは僕自身でした。僕も必ずそこの域に行きます!本当に格闘界を背負って行ける男になるまでは、まだまだ先ですが、これからも応援よろしくお願いします!」と結び、周囲のサポートとメイウェザーに感謝した。