【RIZIN】メイウェザーが圧巻KO勝利 「テンシンはグレート・ファイター」と気遣う

2018年12月31日 23時49分

メイウェザー(右)の強烈なパンチにダウンを喫した那須川

 格闘技イベント「RIZIN.14」(31日、さいたまスーパーアリーナ)のメインイベントで、50戦無敗のボクシング5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(41=米国)が、“キック界の神童”那須川天心(20)とのスペシャルエキシビションマッチ(3分3ラウンド)に臨み、1ラウンド2分19秒TKOで勝利した。

 圧巻だった。立ち上がりは笑みを浮かべながら軽く左でいなすメイウェザーに対して、那須川は強い左を打ち込んだ。これでメイウェザーに“スイッチ”が入った。

 まずは左のショートフックが那須川の側頭部を捉える。那須川も一瞬遅れてパンチを当てていたが、まるで下半身の力が抜けたかのようにバランスを崩し、踏ん張ろうとしたものの足がもつれてしまい、最初のダウン。2度目のダウンは右のボディーとフックの連打で尻もちをつくように倒れる。そして最後はワンツーでとどめのダウン。神童をまるで相手にしなかった。

 契約体重はボクシングのウエルター級の66・7キロ。キックは禁止されたボクシングルールで、那須川がキックをした場合は500万ドル(約5億5000万円)のペナルティーが科されることになっていた。

 ただし、前日(30日)の計量でメイウェザーの方が約5キロ重かったことから、試合当日になって使用グローブはメイウェザーが10オンス、那須川は8オンスをつけることが決まった。だが、そのハンデも全く関係なかった。

 試合後、号泣しながらリングを降りた那須川に対してメイウェザーは「テンシンは偉大なチャンプでグレート・ファイター。(今回は公式試合ではないので)彼が無敗の王者ということは変わらない。頭を上げて今後を歩んでほしい」と気遣った。

 ボクシングで50戦全勝の戦績を誇るメイウェザー。平成最後の大みそか、日本の格闘技ファンに衝撃の記憶を残した。