格闘技イベント「RIZIN.14」(31日、さいたまスーパーアリーナ)でRIZIN女子スーパーアトム級タイトル戦が行われ、元Invictaアトム級女王・浜崎朱加(36)が、昨年のRIZIN女子スーパーアトム級トーナメント覇者・浅倉カンナ(21)を下し、初代女王に輝いた。

 新設されたベルトの初代女王の座を巡り、2人はハイレベルな一進一退の攻防を展開。1ラウンドは浅倉の指が浜崎の目に入るアクシデントがあったものの、スタンドでの攻防となり、経験に勝る浜崎がやや有利に試合を運んだ。

 2ラウンドもスタンドで緊張感のあるやりとりとなったが、残り約1分となったところで浅倉のタックルを浜崎が潰し上になることに成功。そのまま腕ひしぎ逆十字固めでギブアップを奪った。

 約9分間の濃密な戦いを制した浜崎は、とても大きなベルトを巻いて「思ったより重かったです」と笑顔。「お互い寝技が得意なのでそうなったと思うんですけど、寝技にならずに。(最後は)得意な形で一本を取れたのでよかったです。初代チャンピオンとして1試合、1試合しっかり勝っていきたいです」と話した。