【RIZIN】デビュー戦ガス欠負けの大砂嵐はシアトルへ強制送還

2018年10月02日 16時30分

試合後、肩を落として引き揚げる大砂嵐。右はバーネット

 格闘技イベント「RIZIN.13」の一夜明け会見が1日に行われ、激闘を終えた7選手が出席。だが総合格闘技(MMA)デビュー戦で“野獣”ボブ・サップ(45=米国)に敗れた大相撲の元幕内大砂嵐(26=エジプト)の姿はなかった。師匠のジョシュ・バーネット(40)により、米国へ“強制送還”されていたのだ。いったい試合後の2人に何があったのか?

 注目のデビュー戦は散々な内容だった。大砂嵐の見せ場は序盤のラッシュのみで、スタミナ切れを起こして判定負け。試合後は「もっと練習して大みそかにリベンジしたい」と前向きに話したが、早くも厳しい現実を突き付けられた形だ。

 一夜明けて榊原信行実行委員長(54)は「『リマッチさせてくれ』と言っているが、そんな簡単な話ではないです」と一蹴。「次に大砂嵐に当てたらいいかなという選手をピックアップしています」と慎重に次戦の相手を考えている。それも当然だ。内容次第では、格闘家として“進退”が懸かる一戦になるからだ。

 当の大砂嵐はこの時、すでに機上の人だった。いち早く米シアトルへ向かっていた。事の発端は試合後のこと。関係者によると、バーネットは控室に戻るや激高。温厚な名伯楽が鬼軍曹へと表情を変えた。

 そして「ちゃんと練習しないからスタミナが切れるんだ!」と廊下にまで響き渡る声で練習姿勢や闘争心不足にダメ出しした。やはり心に突き刺さるものがあったのだろう。説教を受けた大砂嵐は控室のトイレにこもり、1時間も出てこなかった。時折、中からおえつが漏れていた。

 試合でも表情を変えないイリー・プロハースカ(25=チェコ)が同じ控室で苦笑いしたというから、相当な剣幕だったようだ。しかもバーネットは日本に滞在することを許さず「すぐ帰って、俺のジムで鍛え直す」と命じ、この日早朝の便で2人は日本をたった。

 5月から4か月間にわたる特訓を経ても、さして大砂嵐の体重が減っていなかったのは事実。次戦が予定される大みそかまでが、本当の地獄の日々となりそうだ。