格闘技イベント「RIZIN.13」(30日、さいたまスーパーアリーナ)で、元幕内大砂嵐(26=エジプト)が総合格闘技(MMA)デビューし、“野獣”ボブ・サップ(45=米国)に判定0―3で敗れた。

 エジプトのファラオを模したコスチュームで入場し、観客のド肝を抜いた大砂嵐は開始早々にラッシュをかけ、サップを追い込んでみせた。

 2Rは序盤に投げ飛ばすことに成功するも、巧みに体を入れ替えられてマウントポジションを奪われ、防戦一方となった。2R終了時点で2人はなかなか立ち上がれず疲労困ぱい。3Rに入ると2人とも疲労からか攻撃を仕掛けられなくなり、両者にイエローカードが出されるまさかの展開に。

 3R終了のゴングが鳴り終わると、2人はなぜか抱き合った。結果は判定にゆだねられ、大砂嵐が敗れた。

 大砂嵐の話「大みそかにリベンジのチャンスが欲しいです。テークダウンする時に力を入れ過ぎた。入れ過ぎてボブが上になって…。もっと勉強して練習して、大みそかにリベンジしたい。(課題は)スタミナです。スタミナが足りない」