格闘技イベント「RIZIN」の榊原信行実行委員長(54)が14日、来年からRIZINを全国に拡大する方針を語った。

 12日の「RIZIN.12」は、PRIDE時代を含め最も規模の小さいドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で観衆5567人(主催者発表)を集めたが、今後を見据えたテストを兼ねていたという。

 これが成功を収めたことで「来年はビッグRIZIN、ミドルRIZIN、スモールRIZINの『新3本の矢』でやれたらいいと考えています。ビッグとミドルはそれぞれ年4回くらいで、スモールは毎月でもいい」と話した。

 年間20大会となり、今年の5大会から一気に4倍になる。なお「RIZIN.12」はミドルに相当。「大規模会場がなかったり取れなかったりで、なかなか行けなかった地域があるのは事実。例えば札幌、東北、大阪…。でも体育館ならば日本中ありますから、今まで行けなかった地域も行けるでしょう。若い選手にチャンスを与えることもできる。さまざまなチャレンジができる場として、5000人規模のミドルRIZINを開催したいと思っています」

 スモールについては早ければ今秋にも何かしらの発表が行われる見込みで、その詳細に注目だ。