格闘技イベント「RIZIN.12」(12日、愛知・ドルフィンズアリーナ)の出場全選手インタビューが10日、名古屋市内のホテルで行われた。

 メインで“戦慄のヒザ小僧”ことヴァンダレイ・シウバの刺客、ルイス・グスタボ(22=ブラジル)を迎え撃つお祭り男・矢地祐介(28)は「絶好調!」とキッパリ。相手のセコンドにシウバがつくことを問われると「うれしいっすね。(狙うなら)ヒザ蹴りでしょう。ヴァンダレイに気に入ってもらいたいっすから。(シウバへの)愛のヒザを放とうと思います」と無邪気に話した。

 グスタボは「この日のために8年間練習してきたから、いい状態です。矢地はスーパースターだが、試合は私が勝つでしょう。強烈なパンチを叩き込みます」。そんな愛弟子を頼もしげに眺めていたシウバも「若さもコンディションも抜群だ。将来必ずスターになるであろう選手だよ」と期待を寄せた。

 またケイトリン・ヤング(32=米国)と対戦するKINGレイナ(22)は6時間かけて整えてきたドレッドヘアで登場。ピンク、青、紫の髪の毛を自慢げに見せながら「調子もいいし、最終調整もいい感じでできてますよ」とニッコリ。対戦相手について「(映像で見て)案外余裕でいけるなって思いました」と無敵のビッグマウスぶりを発揮した。

 ヤングはリラックスした様子で「コンディションはベスト。初めて日本に来たけど、きれいな街という印象です」と笑顔。ここ2014年11月の試合を最後にムエタイに専念していたこともあって「強みは打撃。レイナはいい柔道家だけど、KOしたいです」と自信たっぷりに話した。