格闘技イベント「RIZIN.10」(6日、マリンメッセ福岡)で、「プリンス・オブ・アウトサイダー」こと朝倉海(24)がマネル・ケイプ(24=アンゴラ)を2―1の判定で破り、RIZINマット2連勝を飾った。

 アマチュア時代に前田日明氏主宰の「ジ・アウトサイダー」で無類の強さを誇った朝倉は、1ラウンド早々にケイプの強烈なパンチを浴びながらも、右カウンターを炸裂させて反撃に出る。2ラウンドには右目付近をカットして流血したが、タックルからテークダウンを奪い、優位に試合を進めた。

 最終3ラウンドも得意の打撃で実力者・ケイプと一進一退の攻防を繰り広げ、勝負は判定へ。僅差の勝負をものにして、昨年大みそかの才賀紀左衛門戦に続く勝利を収めてみせた。

 朝倉海の話「判定になったのが悔しいですね。絶対、面白い試合はしないといけないと思っていたんで、そこができたので良かったと思います。軽量級はたくさんいい選手がいると思うんで、誰とでもやりますし、誰とでも面白い試合します。階級も近いですし、同じ団体でやっている以上、堀口(恭司)選手や(イアン)マッコール選手は、いずれ勝たないといけない選手だと思っています」