【KNOCK OUT】旗揚げから1年で超満員!大成功の裏で課題も…

2017年12月11日 16時30分

メーンでは森井が勝次(左)を撃破して初代ライト級王者となったが…

 キックボクシングイベント「KNOCK OUT」は10日、初の両国国技館大会を開催。超満員5100人を集める大盛況となったが、新たなテーマも見えてきた。

 旗揚げからわずか1年での両国進出。数字だけ見れば大成功と言っていい。しかし木谷高明オーナー(57)は「課題は多い」とあえて苦言を呈した。その端的な例が、メーンの初代ライト級王座決定トーナメント決勝で“野良犬”森井洋介(29)が勝次(30)をKOで下した直後の光景だったという。

「試合後、すぐに席を立つお客さんが多かった。森井選手が勝ったから、勝次選手のファンは帰ったということ」と木谷氏は指摘。確かにリング上で「最高の相手に勝ってベルトを巻けてうれしい」と涙ながらに森井が話している最中、帰路に就くファンの姿が多かったのも事実だ。

 新日本プロレスのオーナーも務める木谷氏は「新日本の両国大会なら、すぐに席を立つ人は少ない。これからはもっと選手のファンだけではなく『KNOCK OUTだから見に行く』という、イベントそのもののファンも増やしていかなければいけない」と力説。この言葉を受けた小野寺力プロデューサー(43)は「演出など様々な方法で顧客満足度を上げていくことが課題になります」と表情を引き締めた。

 とはいえ厳しい言葉は期待の裏返しにほかならない。「タイ人選手の名前を分かりやすいものに変えたり、ニックネームをかっこいいものに変えたり、方法はいろいろある」と新たな改革プランも口にした木谷氏。2年目からのさらなる飛躍に期待を寄せていた。