キックボクシングイベント「KNOCK OUT」のビッグマッチ「K.O CLIMAX 2019」(18日、東京・大田区総合体育館)で行われた「KING OF KNOCK OUT 初代スーパーバンタム級王座決定ワンデートーナメント」は江幡塁(28)が優勝した。

 1回戦で大野貴志(29)を下し、決勝では小笠原瑛作(23)と激突。1Rから優位に進め、2Rに入るや右ストレートでダウンを奪う。最終Rも主導権を譲らず、判定3―0で初代王者に輝いた。試合後はリング上で山口元気プロデューサー(49)からベルトを授与されると「初めてのトーナメント戦だったのでドキドキでした。ベルトを巻いて、ここからがスタートです。もっと白熱した試合ができると思います。これからも楽しみにしてください」と喜びを表した。

 また、来年1月4、5日の新日本プロレス東京ドーム大会への出場を熱望する日菜太(32)は、ワンマッチでジョムトーン・チュワタナ(30=タイ)と対戦。1Rでダウンを奪われ、判定0―3で敗れた。

 全試合終了後、木谷高明オーナー(59)は「江幡選手はタイトルにふさわしい戦いを見せてくれた。トーナメントが盛り上がることで大会全体が締まった。僕としては大満足。次につながる」と総括。新体制後初の大会を成功させ、確かな手応えをつかんだ様子だった。日菜太については「今のプロレスファンは受けつけない。ファンがどう考えるか。僕個人としてはああいう発言は悪くないと思う」。今後も注目のイベントになりそうだ。