キック&MMAの“二刀流”那須川天心を直撃「誰の手も届かないところへ行きたい」

2017年01月07日 16時30分

新たなカリスマ誕生か。那須川は格闘界期待の超新星だ

 昨年12月29、31日に行われた「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2016」で“キック界の神童”那須川天心(18)が衝撃の総合格闘技(MMA)デビューを果たした。29日大会では1RでKO勝ち、中1日で志願の連戦となった大みそか決戦では絞め技で完勝。“本業”のキック大会「KNOCK OUT vol.1」(2月12日、東京・大田区総合体育館)参戦も決まり、ノリにノッている二刀流男を本紙が直撃した。

 

 ――昨年末は中1日で総合格闘技2連戦

 

 那須川:MMA自体、初めてなのに2連戦やらせていただいて、いい経験になりました。疲労は大丈夫なんですけど、ちょっと(29日大会で腕十字を決められた)右手を動かすのがやっとで。でも2、3週間すれば大丈夫ということでした。

 

 ――今年の目標は

 

 那須川:誰の手も届かないところへ行きたい。どんどん活躍して、どんどん強い選手とやって、世界が認める選手になっていきたいです。

 

 ――2月の「KNOCK OUT」では、ボクシングの元IBF世界フライ級王者アムナット・ルエンロン(37=タイ)と激突することになった

 

 那須川:パンチは超一流だと思うので、そのパンチで戦ったら面白いんじゃないかと。それに通用する練習を積んでいるので、互角以上に戦えると思います。

 

 ――相手はWBA同級王者・井岡一翔(27=井岡)に唯一黒星をつけた

 

 那須川:今回の試合はボクシング界からも注目してもらえると思う。MMAの選手と思われてる部分もあるかもしれないですけど、名前を売ることはできた。「本業」のキックを知ってもらえるように頑張りたいです。

 

 ――ボクシングへの興味は

 

 那須川:好きなボクサーは山中(慎介)選手ですね。同じサウスポーですし、どれだけ研究されてもストレートを当てて倒すところが好きです。ただ、ボクシングを(挑戦)すると、ボクシングしかできなくなってしまう。今はキックでやるべきことがあるので、それを頑張りたいです。

 

 ――総合からキックにフィードバックできそうなことは

 

 那須川:キックは前後左右の動きしかないが、総合は上下の動きがある。そういうところで「体幹が強くなったな」と感じます。キックも総合も、いいところを取り入れてやっていきたいです。

 

 ――RIZINではフライ級トーナメントを開催するプランもある

 

 那須川:うーん…。まだまだ自分は出る実力ではないと思う。もっと戦績を重ねて出られたらと思います。今は全く考えていないです。

 

 ――あこがれの選手は

 

 那須川:所(英男)選手が昔から好きで。あんな選手になりたいです。すごい好きです。ほんと、カッコいいんですよ。

 

 ――ちなみに、好きな芸能人は

 

 那須川:あばれる君(30)です。

 

 ――え…なぜ

 

 那須川:もともと好きで、なんかすごい親近感が湧いてたんです。それである時、急に友達から「お前、似てるよ」って言われて…。「自分はそうは思いません!」けどね(笑い)。女性なら広瀬すずさん(18)が好きです。同級生というのもあって、負けられないなっていうのもあって。いつか試合を見に来てほしいですね。

 

 ――今年は戦いまくるつもり

 

 那須川:そうですね、4月(16日のRIZIN横浜アリーナ大会)もオファーがあれば出たいです。ケガがなければ月1ペースでやっていきたいと思っています。

 

 ☆なすかわ・てんしん 1998年8月18日生まれ。千葉県出身。5歳から空手を始め、小学6年でキックボクシングに転向。2014年7月に15歳でプロデビュー。以降、破竹の17連勝中(13KO)。昨年末には総合格闘技に挑戦して2戦2勝。162センチ、55キロ。