格闘技イベント「RIZIN.25」(21日、大阪城ホール)で白川陸斗(29)と対戦する朴光哲(43)が9日、都内で公開練習を行った。

 1分半のミット打ちを2ラウンド行い、鋭いパンチで順調な仕上がりを披露。「もう2週間か…って感じですよね。体調はいつも良いので」と笑顔を見せた。RIZIN初参戦となった8月の青井人戦では3R判定負けで、試合後「けじめはつけないといけないと思います。『朴ちゃん、やめへんで』ってまた出てくるかもしれないけど…それも時間がかかっちゃうと思います」と引退の意向を表明していたが、一転して続行を決断。

「常に最後のチャンスだと思って頑張りたいと思います。上手くいかないことばっかなんですけど、だからやめられないっていうか。いい加減、結果とか、自分が理想に近づかないとダメかなと。せっかく出してもらっているので。でももう1回だけ、チャンスをお願いしますって感じで。あれじゃあかわいそうなんで、僕が。なので、すみませんって感じで」と話した。

 最後に「バコーン!って勝って、気持ち良い瞬間を本当に味わいたいっていう自分のエゴで続けさせてもらってるんですけど、そのエゴでも勇気づけられる人とか喜んでくれる人がいたら、それこそ〝ウィン―ウィン〟かなという感じでやっているんですけどね」と必勝を誓った朴。今は何よりも白星を手にしたい。