〝キック界の神童〟こと那須川天心(21)が、立ち技打撃格闘技イベント「RISE」初のテレビマッチ「RISE on ABEMA」(12日)に向けて4日、オンラインで公開練習と合同記者会見を行った。

 那須川はシュートボクシング(SB)日本フェザー級1位の笠原友希(19)と対戦予定。6月10日の会見で対戦相手を公募した結果、実に100通以上もの応募があり、その中から厳選されたSBの新鋭だ。

 神童にとって初めて年下との対戦となるが「仕上がっています。やっと試合前なんだなという久々の感覚です」とピンクのTシャツに身を包み表情を引き締めた。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、格闘界は大会自粛が続く。今回は無観衆試合となるものの、天下のインターネットテレビ局ABEMAが中継するだけに「今まで以上に見てくれる人は増えると思う。(格闘技にとって)今回が新しい形だと思います。見ていただける皆さんに熱を伝えられるか、今回が初めてなので分からないけれど、できる自信は僕にはあります」と、那須川は大会の成功と勝利を確信していた。