ロシアのプーチン大統領(64)の来訪を控え、柔道界の総本山・講道館(東京・文京区)に厳戒態勢が敷かれた。

 プーチン大統領は安倍晋三首相(62)との会談を終えた16日午後に訪問を予定している。そのため15日には建物の出入り口に警察官が立ち、警察車両が待機するなど物々しい空気に包まれた。

 柔道や空手、少林寺拳法など、無類の格闘技好きで知られるプーチン大統領は2000年にも同所を訪れ、見事な巴投げを披露。講道館柔道6段を授与された。

 今回の訪問は公務を終えた最後にセッティングされており、上村春樹館長(65)や全日本柔道連盟の山下泰裕副会長(59)などが出迎える。全柔連は専用のIDカードを発行するなど、セキュリティーを強化する方針だ。