女子空手エース・植草歩 重圧押しのけ全日本選手権連覇

2016年12月11日 19時54分

左から喜友名諒、清水希容、植草歩、荒賀龍太郎

 空手の全日本選手権最終日(11日、東京・日本武道館)、女子個人組手はエースの植草歩(24=高栄警備保障)が涙の2連覇を飾った。

 決勝では得意の中段突きを決めて、1―0で逃げ切った。両腕を突き上げ、涙で顔をくしゃくしゃにした植草は「今日は調子がよくなかった。仲間やコーチが支えてくれたので優勝できました」と声を詰まらせた。

 10月の世界選手権68キロ超級で初優勝。これが重圧になった。「世界チャンピオンと前年度チャンピオンは思った以上に苦しいものでした」。2020年東京五輪の追加種目入り後、初の全日本大会とあって、注目度はかつてないほど高かった。決勝前には天皇陛下が到着され、会場は過去最高の1万1000人の熱気で包まれた。

 それでも最後は己を信じた。「自分はピンとひらめくのが、いい技。試合前にも(中段突きが)ひらめいたからやり通しました」。東京五輪まで4年弱。幾多のプレッシャーをハネのけ、白星を積み上げた先に道は見えてくる。「次こそ、気持ちいい笑顔で勝ちたい」。植草は晴れやかな表情で締めくくった。

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