【極真会館】松井館長が語る次なる改革

2016年11月07日 16時30分

「全日本選手権」は鎌田(左)が高橋を下して初優勝を果たした

 極真会館の松井章圭館長(53)が、テニス流の改革に意欲を示した。体重無差別で行われる全日本空手道選手権(6日、東京体育館)は、鎌田翔平(29)が高橋佑汰(23)を下し、初優勝を飾った。日本人の優勝は3年ぶりで、松井館長は「ベテランが健在。まだまだ発展の余地がある」と奮起を評価した。

 

 何より松井館長が安堵したのは、6月に施行したルール改定の成功だ。全体的に接近戦が減り、一本勝ちや技ありが増える結果になり「旧態依然としたものから脱却する光を見た」と胸を張った。2020年東京五輪に向け、全日本空手道連盟と友好関係を結んだ松井館長は、今後も新たな仕掛けを放つ。

 

 次なる改革として温めるのが主要国際大会の“グランドスラム化”だ。全日本やオールアメリカン選手権、欧州選手権などをテニスの4大大会のようにひとくくりに捉え、国や地域の壁を取っ払い、国際色豊かなイベントにしていくという。「一線級の選手が自分のタイミングを選んで大会に出て行く。テニスやゴルフもそう。日本選手もどんどん海外に出て行くべき」(松井館長)

 

 今では日本勢の国際大会参戦が各大会数人以下にとどまっている。その結果、国際競争から後れを取り、お家芸の危機を招いた。4年に1度開催される全世界選手権の代表は、これまで前年の全日本の上位者が内定していたが、全日本にとどまらず“極真グランドスラム”の成績も対象にすることも検討している。

 

 いずれはポイント制やランキング制を導入し、各国際大会を一元管理する方針。極真は目まぐるしく変化していく。