東京五輪競技入りへ秘策 空手版ユニット「JKF47」って何?

2015年02月11日 09時00分

JKFの3人のアンバサダー。左から岩田さん、高野さん、宇佐美さん

 全日本空手道連盟(JKF)が2020年東京五輪での空手の実施競技入りに向け、「JKF47」なるユニットの発足を検討していることが分かった。当初、7月とみられていた追加競技の決定は来年8月にずれ込むことが濃厚で、ライバル競技に勝つために新たな“テコ入れ”は必要不可欠。空手版「AKB48」とも言えそうな「JKF47」…その実態はどんなものなのか。

 空手に加え、野球・ソフトボールなど複数の競技が東京五輪での追加競技入りに立候補するなか、5日に都庁で行われたIOC(国際オリンピック委員会)プロジェクトレビューで新たな方向性が示された。追加競技は当初、7月のIOC総会で決まるとされていたが、来年8月の総会まで1年以上も先延ばしにされる見込みとなった。

 東京五輪組織委員会は9月にIOCに追加種目を提出する予定で、森喜朗会長(77)は「こんな問題、長々と延ばして大勢の皆さんをお騒がせするのは好きじゃなかった」と苦笑い。追加競技に立候補していた各団体にとっても大誤算となった。すでに日本オリンピック委員会(JOC)に資料も提出済みで、それぞれが総力を挙げて最後のアピールの真っただ中だったからだ。

 野球・ソフトに続き他をリードしていたとみられた空手も、1月に世界空手連盟のアントニオ・エスピノス会長(67)が来日して会見。実施競技入りをアピールしていただけに“延期”による仕切り直しは痛恨…と思われたが、新たな秘策があるという。

「1日にアンバサダー3人を発表しましたけど、それだけじゃなくて『JKF47』を作ろうとしているんですよ。全国都道府県から中学生、高校生の中で1人ずつ出してもらってね。歌を歌いながら空手の形でもやってもらいましょうか。もっと盛り上げるために面白いじゃない」とJKF幹部は本紙に打ち明けた。

 JKFは五輪競技入りキャンペーンの一環で、元世界王者の宇佐美里香さん(28)、慶応大医学部4年生で横浜観光親善大使も務める岩田樹里さん(23)、全日本少年少女選手権で2連覇中の小学2年生・高野万優(まひろ)ちゃん(8)の3人のアンバサダー就任を1日に発表したばかり。それでも、PRレースが長期戦になると見込み、早々と“次なる一手”を打とうと考えている。

「AKB48」より1人少ないのはご愛嬌。他競技の巻き返しも必至だが、空手着に身を包んだりりしい美女軍団「JKF47」が結成されれば、話題の中心になることは間違いない。ネックは「歌を歌わせたらものすごいお金がかかる。大変だな…」(同)という予算面だが、派手な作戦は功を奏するか。