全日本空手道連盟(全空連)は15日、都内で理事会を開催。香川政夫前強化委員長(65)の後任に、女子形の元世界王者・宇佐美里香氏(35)を選出した。

 全空連では初となる女性の強化トップに就任した宇佐美氏は「このような大役を務めさせていただくことに身の引き締まる思いでいます。私のこれからの目標としましては、五輪までこれまでのスタンスを継続する中で、監督・コーチ陣・スタッフと連携を取りながら、本番において選手が持てる力を最大限に発揮できるよう選手に寄り添い精神面をサポートすることと、選手の自主性を大事にして選手の方から何でも相談できる雰囲気作りや、より良い環境を作っていきたいと思います」などと決意を新たにした。

 その上で「五輪開催まで70日を切りました。もちろん勝つことが大事ですが、それと同じくらい空手道を通して人間力を高めるということを忘れないよう、選手に伝えていきたいと思います。未熟ではございますが、精一杯やらせていただきますので、今後ともご指導・ご協力のほどよろしくお願い致します」とコメントした。