全日本空手道連盟は20日、菅義偉首相(71)に「名誉九段位」を授与した。

 名誉九段位が贈られるのは、1971年のエジンバラ・フィリップ殿下(英国エリザベス女王・御夫君)、76年のジェネラル・スハルト大統領(インドネシア第2代大統領)以来44年ぶり3人目で、日本人では初めて。

 菅首相は、法政大時代に空手部に所属。連盟によると、官房長官時代の2014年から自民党議員で構成される空手道推進議員連盟の会長を務め、東京五輪の新種目入りや競技の普及、発展に大きく貢献したことが認められたという。

 この日、首相官邸で行われた授与式では、笹川堯会長(85)から全空連公認段位証が手渡された。また「菅義偉」の名前と「祝 公認九段位」の文字が刺しゅうされた記念の黒帯と日の丸入りの道着が贈呈された。