【空手】全競技初の五輪代表見直しの波紋

2020年05月22日 16時40分

【スポーツ情報局】五輪担当記者“幻の東京五輪代表”が出てしまうかもしれません。

 デスク 空手で日本代表の選考が見直された件だな。1年延期となった東京五輪で一度確定した代表が見直されるのは全競技を通じて初めてか。

 記者 はい。全8階級で開催国枠を持つ日本勢は、3月13~15日に行われる予定だったプレミアリーグ・ラバト大会が最後の五輪ランキング対象大会でした。しかし新型コロナウイルス感染拡大の影響で世界空手連盟(WKF)は、3月中旬以降の五輪ランキング対象大会を取りやめ、その時点での五輪ランキングをもとに日本勢の出場選手を確定させました。

 デスク 見直すことになった理由は?

 記者 関係者によると「国際オリンピック委員会(IOC)が最後までちゃんと選考会をやりなさい」とWKFに指示したことで、中止となった五輪ランキング対象大会を原則来年に実施することが決まったからだそうです。

 デスク IOCはお金はあまり出さないけど、口は出すのか…。日本人選手への影響は? 

 記者 3月上旬の段階で全日本空手道連盟の選考基準を満たしていた形男子の喜友名諒(29=劉衛流龍鳳会)や組手女子61キロ超級の植草歩(27=JAL)ら6選手の処遇に影響はありません。ただ、組手で男子67キロ級の佐合尚人(27=高栄警備保障)と女子61キロ級の染谷真有美(26=テアトルアカデミー)が代表となった2階級については、大会の結果によって五輪ランキングに変更が生じる可能性もあるため、全空連の香川政夫選手強化委員長(64)は「やり直しを指示する」と明言しました。

 デスク 全空連内からは「内定をひっくり返したらかわいそう」との声も出てるみたいだよな。今後も波紋を呼びそうだ。