空手の植草歩が決勝で敗れる波乱 5連覇逃す

2019年12月08日 19時41分

決勝で敗れた植草

 全日本空手道選手権大会最終日(8日、群馬・高崎アリーナ)、男女組手の個人戦が行われ、女子は、2018年世界選手権銀メダリストの植草歩(27=JAL)が決勝で斉藤綾夏(23=AGP)に4―6で敗れ、5連覇を逃した。

 まさかの敗戦だった。準決勝の嶋田さらら(18=秀明八千代高校)戦では、開始48秒に中段突きで先制点を挙げると、中盤にも連続でポイントを獲得。終了間際には相手がふらつくほど力強い上段突きでとどめを刺し、圧倒的な力を見せつけた。

 しかし、決勝戦に落とし穴が待っていた。先制点を奪い、幸先の良いスタートを切ったが、中盤に接近戦での一瞬の隙をつかれ、3点の大技、上段蹴りが植草の顔にヒット。これで一気に形勢は逆転した。その後も「最後まで何が起こるか分からない」と、必死に攻め続けたが、4―6で試合は終わった。

 植草は大粒の涙をこぼしながら「注目を力に変えられると思っていたが、勝てなかった」と悔しさをにじませた。

 残念な結果になってしまったが“東京五輪金メダル”という目標はぶれていない。「五輪で優勝するために変化する大事な機会にしたい」。東京五輪では、満面の笑みで表彰台の頂点に立つつもりだ。

 男子は五明宏人(24=ALSOX)が本田哲也(27=松山市役所)を9―1で下し、初優勝を果たした。

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