植草歩 空手プレミアリーグ東京大会V

2019年09月08日 18時45分

優勝した植草

 東京五輪のプレ大会を兼ねた空手の「プレミアリーグ2019東京大会」最終日(8日、日本武道館)、女子組手は全日本選手権4連覇中の68キロ超級の植草歩(27=JAL)が優勝した。

 女王がひと皮むけた。7月のアジア選手権では初戦敗退し「慢心があった」と、初心に戻って練習に明け暮れた。雑だった組手の修正、「泣くほどつらかった」と振り返る体力トレーニングで安定感が増した。

 決勝戦では、2位に終わった昨年の悔しさを晴らした。開始8秒に先制点を挙げると、中盤以降は練習を重ねた上段突きでダメ押しを奪い、5―0で快勝。リベンジに成功した。

 7月以降、一時期周りの人たちのことを信じていいのかと考えるほど悩んだ時期もあったが「勝利することが、自分の不安を晴らしてくれることを実感した」と笑みを浮かべ、失いかけていた自信を取り戻した。会場を埋め尽くす満員の観衆の声援を聞いて「戻って来たな。やっぱり私はここにいるべき人なんだ」と女王の風格も手に入れた。

 植草の目標は、東京五輪で手足のネイルと同じ金色のメダルを手に入れることだ。「来年は金メダルを取ります」と誓った植草にもう迷いはない。